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綿摘み【 綿 紡 ぎ 】
徳川家康は、常々家臣団に対して『戦陣に出たら俸米も完全に渡せない事がある。その時に困らぬよう嫁に木綿作りを勧めよ。嫁を娶るなら機織りの出来る嫁とせよ』と木綿製品で生計を補えと下知し奨励していたという。江戸幕府令も『男ハ作ヲ稼ギ、女ハオハタヲ稼ギ、夜ナベヲツカマツリ……』とあり、大昔から糸紡ぎ・機織は主に婦女子の手によって行われていた。当時は現金収入の少ない農家にとって有力な現金収入源であり、また物々交換の有力な商品でもあった。したがって、婦女子の糸紡ぎ・機を織る事は裁縫・料理よりも重要な役目であった。



こちらでは、イラストを交え、糸紡ぎの手順をおっていこう。




綿台種分け→
よく乾いた実綿を「綿繰り台」に通して綿と種を分ける。種は袋に詰め時々干して播種まで保存する。



綿打ち綿打ち
「綿打ち弓」にかけ、絃を小槌で打って振動させ綿の繊維を極細に捌きほぐして柔らかにする。


糸車紡ぎ→
十分に打ち上げた綿を、細い竹管に巻きつけて綿筒(しのまき)とし、これを「糸車」でコヨリを掛けて糸とする。


綛作綛繰
出来た糸を「綛作り具」で綛にして、撚戻しないように瞬時ゆでて一旦乾燥し、糊付けや染色して竹竿にかけて干して乾燥する。


糸巻台枠巻
「枠巻台」で「糸枠」に経整経用に小割する。
 


【 経 糸 ・ 整 経 】経糸
経糸を整える
右図のように地面に長さに応じて数本の棒を立て、端に次々棒に糸の端を結び交差しないように次々棒に掛けて行く、手前の2本の畦棒に糸1本づつ交互にS字と逆S字掛け畦をとる。畦の前後に2本の棒を入れて、交差した部分を挟んでおく。
筬通し
左下図のように織幅に応じて経糸1本1本を綜絖紐に通す。
経巻具
下図のように丁寧に櫛で整えながら経巻具(チキリ)に固く巻き取って織機にかける。

筏通

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●糸紡ぎ【いとつむぎ】極細に捌きほぐして柔らかにした綿を、細い竹管に巻きつけて綿筒(しのまき)とし、これを糸車でコヨリを掛けて糸とすること。
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●実綿【じつめん】みわたともいい種子に綿毛のついたままのものものをいう。
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●綿【わた】綿は綿葵科ゴビシウム属の植物である。主として亜熱帯に栽培される。品種は長い栽培の歴史を通じて原種の間で互に交雑しているので、学者によって分類に大差がある。普通は約42種とされ、このうち農作物として重要なものは十数種である。
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●綿打ち【めんうち】紡績工程において繰綿を解舒し不純物等を除く近代的工程を綿打ちという。
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●糸車【いとぐるま】紡績方法に初めて機械使用方法を採用した原始的な手動紡績用器具で、発明者は大体インド人と想像されており、近代的なものである。
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●綛繰【かせくり】糸紡ぎ作業工程の一部。紡いだ糸を綛(かせ)にして、撚戻しないように瞬時ゆでて一旦乾燥し、糊付けや染色して竹竿にかけて干して乾燥すること。
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●枠巻【わくまき】糸紡ぎ作業工程の一部。枠巻台で糸枠に経整経用に小割すること。
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●経糸【たていと】織物を構成する糸で、緯糸に対する他の一組の糸。織物の縦方向に並んだ糸で、原則として組織に従い緯糸の上又は下となって直角に組み合わされている。
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●整経【せいけい】製織準備工程の一つで、経る(へる)、延べる、経延等ともいう。整経台又は整経機を用いて、織物設計で決定した経糸の本数、長さ、密度、巾及び順序に応じ、ボビン又は枠に繰返した経糸を等しい張力で大枠に巻取る作業をいう。
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●筬通し【おさとおし】製織の準備工程の最後に属する作業で、綜絖通し終了後、所定の密度、巾を有する筬に経糸1本から数本ずつを筬羽1羽毎に順序よく筬の一端から引き通すことをいう。
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●綜絖【そうこう】織機の開口装置に用いる器具。経糸を組織に応じて上下線に分け、緯糸を通すに必要な杼道を作る重要な器具である。
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●筬【おさ】織機の重要部品で、経糸の密度を一定にして織物の巾を定め、筬框との間に杼が杼口を通過するとき道を作り、打ち込んだ経糸を打ちつける作用をするもの。
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●経巻具【たてまきぐ】経糸を整える作業工程の一部。丁寧に櫛で整えながら経巻具(チキリ)に固く巻き取って織機にかけること。
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