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【 織 機 の 変 還 】イザリ機
織物は縦の方向に平行に並んだ「経糸」とそれを縫うようにして直角に組み合わされた「緯糸」によって出来る。経糸と緯糸の組合せにより無数の柄が出来るが、その基本となる原組織は3つで織物の「3原組織」と言い「平織綾織朱子織」の事である。
弥生時代前期頃までは編布と言われていた。弥生時代の登呂遺跡から木製の緯打具布巻具等の布織機が出土した。右図は原始機の腰と体を使って織る「腰機・通称イザリ機」の想像図で弥生前期頃までは編式布といわれていたが静岡の登呂移遺跡から弥生時代の木製の偉打具や布巻具等の布織機片が出土し、当時からイザリ機が使われていたと予想される。

それでは、織機の歴史を、順におっていってみよう。


地機 図は16世紀初期に綿布用に開発された「地機 じばた」と呼ばれていた織機である。この地機は各地の大工の手で代々改良が加えられ農家では明治の末期頃まで使われていた。
 なお、絹織の場合は経巻具の位置が2倍ほど前方になっていた。
図面は幕末頃に開発された「高機」と言われ、木綿産業の企業化が進み従来の地機では1反を平均3日で織上げていたのを「高機」では1日1反が織れた。また開口が足の操作となり技術も高度化されて明治時代まで木綿織機として活躍した。 高機
バンタイ機 の写真・図面は通称チャンカラ機と呼ばれた「バッタン機・飛杼」である。
明治初期に「高機」に左の図の装置を取り付けた織機で、高機よりも織手工は体が楽で3割方能率があがった。
写真は「足踏み機」と呼ばれた。踏木を足で踏んで芯軸を回すと、開口・緯糸入れ・緯打ちの3運動が連動して行うようにした織機で、手織から力織機に移行する過度的な織機であった。 足踏み機
 
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●経糸【たていと】織物を構成する糸で、緯糸に対する他の一組の糸。織物の縦方向に並んだ糸で、原則として組織に従い緯糸の上又は下となって直角に組み合わされている。
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●緯糸【よこいと】織物を構成する糸で、経糸に対する他の1組の糸。織物の横即ち耳と直角の方向に並んだ糸で、原則として経糸と直角に、組織に従ってその上又は下となって組み合わされている。
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●三原組織【さんげんそしき】平織り、綾織、朱子織、の3種の組織をいい、ほとんどこれら3種の組織を基礎とし、その変化、混合、誘導等によって構成されている。
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●平織【ひらおり】織物三原組織のひとつ。織物組織中最も簡単なもので、経緯糸2本ずつで完全組織をなし、それぞれ1本毎に組織するため交差点は他の組織の織物に比べて最も多い。従って、糸の材料、太さ、密度を同一にして製織した他の組織の織物より強く、粗硬で摩擦に強い。天竺、金巾、モスリン、羽二重、銘仙等は代表的な平織りで、その他各種の織物に最も広く行われる。
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●綾織【あやおり】織物三原組織のひとつで、織物の面に経糸又は緯糸による斜めの綾目畝を表わすものを総称する。
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●朱子織【しゅすおり】織物三原組織のひとつ。組織点が連続することなく、原則として一完全中同一の経糸はただ一回だけ緯糸と交錯するものであり、布面は滑らかで光沢のある織物を作ることができるが、経緯糸の交差点が少ないため摩擦に弱く、地質は不堅牢となる。
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●緯打具【よこうちぐ】緯糸を挿入する木製の道具。
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●布巻具【ぬのまきぐ】織りながら布を巻き取る道具。
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●イザリ機【いざりばた】手機の一種。わが国に古くから存在する支那、朝鮮系に属する原始的織機。地機、下機、神代機等ともいう。
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●地機【じばた】手織機の一種。古くからある中国、朝鮮系の織機で、単綜絖(そうこう)と中筒で開口し、単綜絖を引き上げるには足引きと呼ぶ綱を足で引く。
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●高機【たかばた】手機の一種。大和機又は京機ともいう。木製のもので、織手の位置その他全体の構造がイザリ機より高くなっているのでこの名がある。
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●チャンカラ織機【ちゃんからおりき】バッタン機、又は飛杼(しゃくり)の通称。手機で杼投と筬打をする装置。
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●バッタン機【ばったんき】手機で杼投と筬打をする装置。1733年イギリスのジョン・ケイの発明したもので、当時はフライ・シャットルといわれた。従来の手越に比べて製織能率が著しく増進した。日本に伝来したのは明治6年12月京都府から派遣された織物伝習生の佐倉常七等がフランスからジャガード機等と共に持ち帰り、翌年京都市河原町の織殿で試用したのが最初である。飛杼(しゃくり)ともいう。
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●足踏み機【あしぶみき】足踏みによって機械全部を動かして織物を織るように作られた織り機である。イギリスのカートライトが力織機を発明してその後、同じくイギリスのラドクリッフによって考案され力織機の動力の代りに足で運転するように構造されたものである。
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